これから,腰痛や肩こりなどについて定期的にみなさまにお伝えさせていただきます.

 

よろしくお願いいたします. 

「腰椎 歩行」の画像検索結果

 

腰痛における痛みの特徴としては、

 

・長い時間座っていると痛みが強くなる。

 

・長い時間立っていると痛みが強くなる。

 

・立っていても座っていても痛みが変わらない。

 

の3つのタイプがあります。

 

 

 

今回は、その中の長時間歩いていると痛みが強くなってしまう方のお体ではどんな状態になっていて、そんなときにどうすればいいかを説明させていただきます。

 

 

 

 

 

まず、歩いているときや立っているときは腰の骨がどうなっているでしょうか?

 

立っているときにソファーなどに腰かけているときみたいに猫背になる人ってそんなにいませんよね?

 

「立位」の画像検索結果座っているときの痛みと立っているときや歩いているときに痛みが出る人との大きな違いは腰椎の前弯が減少していると痛みが出ているのか、前弯が増強していることで痛みが出てくるのかということです。

 

 

 

普段の立っているときの姿勢を考えてみてください。皆さん体重が両足均等にかかって重心は真ん中に落ちている状態でずっと立っていますか?

 

疲れてくると無意識のうちに体重は片方に寄っていませんか?

 

 

 

 

 

 

 

「立位 過前弯」の画像検索結果

 

 

 

 

 

 

 

また疲れてくると、お腹を前に突き出し腰椎の前弯を強め骨性のロックを強めるために体幹の後方の筋膜が収縮(短縮)し前方筋膜は伸張されます。このように、その時は楽な姿勢であったとしても、体の状態を細かく見ていくと負担が大きくかかってしまっている場所が見つかります。

 

 

 

 

 

 

 

こういった些細な癖などによって左右だけでなく前後にも筋膜の歪みは生じてくるのです。

 

 

 

 

 

「椎間板 前方変位」の画像検索結果また、腰椎と椎間板をみると前弯が増強すると椎間板後方への圧力が増加することで椎間板の中心のある髄核が前方に変位してしまいます。そうすることで、関節包や靭帯を圧迫してしまったり椎間関節同士がぶつかることで痛みを生じたりしてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

立ったり歩いたりを長い時間やることで、どれだけ体に負担をかけてしまっている理解できましたか?

 

けっして、ウォーキングなどを否定しているわけではありません。

 

すぐに上記した状態になるわけでも歪みが生じるわけでもなく同じ動作・姿勢を長時間続けてしまうと負担や歪みが強くなってしまうという事なので、なにごとも適度に休憩をいれながら行っていただけるといいということです。

 

これでも、一例です。まだまだ体にとって良くない理由はたくさんありますが、書ききれなくなってしまうのでこのくらいにさせていただきます。

 

 

 

 

 

どんなことをしてこれらの負担を減らせばいいの?

 

 

 

簡単です!

 

今回はまず1つ簡単な運動教えます!

 

 

1.仰向けに寝ます。

2.股関節を曲げて両腕で膝を抱え、体を丸めます。

3.可動域の限界まで股関節を曲げて抱え込んだら仰向けに戻ります。

 

 

 

これだけです!

 

 

 

なぜこんな簡単なことで負担を減らせるのかですが、まず椎間板の後方が圧迫されて髄核が前方に移動してしまっている状態であるなら、反対に前方の圧力が高くなるような運動を繰り返して中心に戻るようにしたいからです。

 

また、筋膜でも、前後のバランスが崩れてしまっているのであれば後側の筋膜が短縮してしまっているのでそこを伸ばしてあげることでバランスを整えてあげることが出来ます。

 

 

 

長い時間歩いたり、立ち続けたりした後などは少し試してみてください!

 

 

 

*注意点:体を丸めることで痛みが強くなってしまい、その痛みがその後10分程度まで残ってしまう方はこの体操があっていない・やり方を間違えている可能性が高いので無理に行わないようにしてください!