胸郭出口症候群の病態はおおよその場合斜角筋という筋肉や小胸筋という筋肉が固くなることで神経を圧迫し上肢に痺れを起こしたり、筋力低下を引き起こしたりします。

 

まれに頚肋と言われる頸椎の骨に圧迫されて痺れが生じることがあります。

 

この頚肋によっておこる症状は臨床上ではなかなか治りにくいことが多いです。

 

しかし臨床上この病態はあまりなく、ほとんどは最初に述べた筋肉が問題となっていることがほとんどです。

 

この斜角筋や小胸筋が固くなる原因には姿勢の影響があります。

 

姿勢を矯正し、硬く凝りかまっている筋肉を開放すれば神経の圧迫がなくなり改善するでしょう。

 

何故姿勢から筋肉が凝りかたまり、神経圧迫に至るかを施術とともにご説明いたします。

 

そこで当院では筋膜リリースマッケンジー法という手技を、二つの柱として過去から起きている体の歪みを修正するというコンセプトのもと、治療にあたっています。

 

 

この筋膜リリースは人間の体は一つの筋膜という膜で全身を覆われていて、過去の痛みや外傷、手術の結果、歪みが始まり、代償的に体は歪むという考えから、全身を治療ターゲットしたコンセプトです。

 

最近筋膜は痛みや痺れ、筋力低下を引き起こす機関であるとして、あらたな研究が進んでいる部分でもあり、あらたな臨床試験が次々に出てきています。

 

イタリアを本部とした国際団体でこの筋膜リリースで全てが治るのではないかといわれるほど優れた手技です。

 

また、マッケンジー法は世界中で認められており、アメリカの一部の州やデンマークでは腰痛ガイドラインにそれを使うことが推奨されているほどなのです。

 

 

マッケンジー法とは今までの診療とは違い、姿勢や動きの中からある規則性を見出し、あらたな診断分類に分けていくコンセプトのことを言います。

 

 

そしてこのコンセプトによって分類された腰痛はその規則性のもとに治療を行っていけば早期に慢性痛であっても改善可能なことが報告されているのです。

 

 

当院ではこのマッケンジー法を主体とした新たな治療法で慢性的な腰痛を治療していきます。

 

 

栃木県ではこの筋膜リリース、そしてマッケンジー法を正規団体から学び、資格をとっているのは当院だけです。

 

 

筋膜リリースやマッケンジー法はTVの「ためしてガッテン」や「世界一受けた授業」、雑誌でもあまた取り上げられており、書籍も販売されております。

筋膜リリース

マッケンジー法